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『月と海豹』
ふりがな文庫
『
月と海豹
(
つきとあざらし
)
』
北方の海は銀色に凍っていました。長い冬の間、太陽はめったにそこへは顔を見せなかったのです。なぜなら、太陽は、陰気なところは、好かなかったからでありました。そして、海は、ちょうど死んだ魚の眼のようにどんよりと曇って、毎日雪が降っていました。 …
著者
小川未明
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約12分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
暴風
(
ぼうふう
)
凍
(
こお
)
今日
(
きょう
)
疲
(
つかれ
)
楽
(
たのし
)
果
(
はた
)
耕
(
たが
)
賑
(
にぎや
)
悲
(
かなし
)
体
(
からだ
)
馳
(
か
)
飢
(
うえ
)
街
(
まち
)
疋
(
ぴき
)
駆
(
か
)
痩
(
や
)
砕
(
くだ
)
競争
(
きょうそう
)
笛
(
ふえ
)
等
(
ら
)
経
(
た
)
乱
(
みだ
)
蔭
(
かげ
)
頻
(
しき
)
言伝
(
ことづて
)
訴
(
うった
)
顧
(
かえり
)
頼
(
たの
)
踊
(
おど
)
迎
(
むか
)
遇
(
あ
)
銀色
(
ぎんいろ
)
降
(
ふ
)
陰気
(
いんき
)
隈
(
くま
)
隠
(
かく
)
悲
(
かな
)
何
(
ど
)
何処
(
どこ
)
依然
(
いぜん
)
儘
(
まま
)
占領
(
せんりょう
)
吼
(
ほ
)
哀
(
あわ
)
啼
(
な
)
大抵
(
たいてい
)
太鼓
(
たいこ
)
幾疋
(
いくひき
)
後
(
あと
)
忘
(
わす
)
獣物
(
けだもの
)
我慢
(
がまん
)
戻
(
もど
)
捕
(
と
)
掠
(
かす
)
晩方
(
ばんがた
)
曇
(
くも
)
氷山
(
ひょうざん
)
沢山
(
たくさん
)
海豹
(
あざらし
)
漁船
(
ぎょせん
)
灰色
(
はいいろ
)
照
(
て
)
牧人
(
ぼくじん
)