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『雑信一束』
ふりがな文庫
『
雑信一束
(
ざっしんいっそく
)
』
この水たまりに映っている英吉利の国旗の鮮さ、——おっと、車子にぶつかるところだった。 彩票や麻雀戯の道具の間に西日の赤あかとさした砂利道。其処をひとり歩きながら、ふとヘルメット帽の庇の下に漢口の夏を感じたのは、—— ひと籃の暑さ照りけり巴旦 …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
高粱
(
カオリャン
)
偽
(
いつわり
)
鮮
(
あざやか
)
疎
(
まばら
)
前門
(
チェンメン
)
恭敬
(
くぎょう
)
甍
(
いらか
)
鬨
(
とき
)
闖入
(
ちんにゅう
)
閃
(
ひらめ
)
車子
(
チェエズ
)
蓮
(
はす
)
葡
(
は
)
籃
(
かご
)
禹廟
(
うびょう
)
百足
(
むかで
)
漢口
(
ハンカオ
)
槐
(
えんじゅ
)
棗
(
なつめ
)
愧
(
は
)
愈
(
いよいよ
)
山巒
(
さんらん
)
寨外
(
さいがい
)
土匪
(
どひ
)
合歓
(
ねむ
)
凭
(
もた
)