ここに憑き物系統とは、俗に狐持・犬神筋などと言われる所謂「物持筋」の事である。これがもし昔時の或る術を修得した暦博士や陰陽師の徒の、任意に識神を使役すると信ぜられたものの様に、その個人限りが有する一種の不可思議力であったならば、そこに系統も …
著者 | 喜田貞吉 |
ジャンル | 社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 民間信仰・迷信[俗信] |
初出 | 「民族と歴史 第八巻第一号」1922(大正11)年7月号 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約34分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約56分(300文字/分) |