𤺨きず)” の例文
わめき叫びながら、むらがり寄せる敵をさんざんに駈けなやましたが、わずかな手兵はしだいに討ち取られ、吉信もついにあまた𤺨きずを負った。かたな折れ、矢つきたのである。
死処 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)