“龍華越”の読み方と例文
新字:竜華越
読み方割合
りゅうげご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
阿新と久米内をうながして、急に道を引っ返し、堅田から龍華越りゅうげごえを抜けて、やっと洛北の大原へ入ることができた。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ふとしたら、義貞のいる金ヶ崎城へ落ちたか、なども考えられる。若狭わかさ街道や、龍華越りゅうげごえへも、追手をやったか」
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「——敵は大原から龍華越りゅうげごえして、北国街道へと、徐々に逃げ退いている」
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)