“龍舌蘭”の読み方と例文
新字:竜舌蘭
読み方割合
りゅうぜつらん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少年の日のやるせない哀感を唄った『龍舌蘭りゅうぜつらん』と、若くして逝った可憐な最初の奥さんの追憶『團栗どんぐり』とは、ともに美しい散文詩である。
寅彦の作品 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
少年の眼の前には、廊下の亞子欄あじらんごしに、椰子や蘇鉄や龍舌蘭りゅうぜつらんや、そのほか少年が名も知らない熱帯性の植物群が、毒々しい緑の深淵をひらいてゐた。
少年 (新字旧仮名) / 神西清(著)