黒風白沫こくふうはくまつ)” の例文
絶好なまとを競わせたが、この日の風浪は、この時には孫権の僥倖ぎょうこうとなって、矢はことごとく黒風白沫こくふうはくまつにもてあそばれ、ついに彼の身にまでとどく一矢もなかった。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)