黒燿石こくようせき)” の例文
それに大きい黒燿石こくようせきをちりばめたような眼、ミルク色のやや小さい鼻、それから最後に、先刻深井少年が、夢現ゆめうつつの間に紅芙蓉の花弁はなびらと見た——露を含んだルビーのような
焔の中に歌う (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
群衆がザワザワと波打つような美色、——少し褪せた真珠色の頬、恐怖に見開く黒燿石こくようせきの眼、赤い唇の色もありませんが、非凡の美しさは、何者にも損ねられなかったのです。
礫心中 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)