麻睡ますい)” の例文
とにかく、これは麻睡ますい酒だった。——時遷、湯隆はなんでもなかったが、徐寧ひとりには、しびれ薬がまわって、彼は正体もなくよだれをたらしてやがて夢魔にひきずりこまれていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)