魅惑まどはし)” の例文
動物らの魅惑まどはしは、また下の方から上つて来るであらう。炎上する花よ、灼鉄の草よ、毛皮よ、鱗よ、羽毛よ、音よ、祭日よ、物々の焦げる臭ひよ。
鳥獣剥製所:一報告書 (新字旧仮名) / 富永太郎(著)
かのふきあげの魅惑まどはし
詩集夏花 (新字旧仮名) / 伊東静雄(著)
そして、動物らの霊と同じく、その苦痛に満ちた魅惑まどはしの力を永久に私の上から去らないであらうと悟つた。
鳥獣剥製所:一報告書 (新字旧仮名) / 富永太郎(著)