高陽こうよう)” の例文
高陽こうようのごとき人の傑作に対する時は、そこに幾多の不細工あるいは不恰好が優れた器用と手際との中に巧みに入り乱れ織り込まれて
高陽こうようの酒徒、草中に起こる
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これから思うと例えば大雅堂たいがどう高陽こうようなどの粗雑なような画が見る人を包み込む魔力を今更のように驚かないではいられない。
帝展を見ざるの記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)