食気しょっけ)” の例文
旧字:食氣
「おなかはまだ痛むけれど、気分は大へん好くなったよ。」——母自身もそう云っていた。その上あんなに食気しょっけまでついたようでは、今まで心配していたよりも、存外恢復かいふくは容易かも知れない。
お律と子等と (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)