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顔貌
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かおつき
ふりがな文庫
“
顔貌
(
かおつき
)” の例文
旧字:
顏貌
お前はまるで皺だらけな、力の脱け切つた
顔貌
(
かおつき
)
をして笑つた。その皺に、みんな
一条
(
ひとすじ
)
、何か冷い液体が滲み出るやうな
顔貌
(
かおつき
)
をしながら……。
海の霧
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
そしてそれでも自然の作用で次第に悲しげな
顔貌
(
かおつき
)
だけは調和させる事が出来たのだが、それも亦、息込みすぎた反射のハズミで莫迦莫迦しい程途方もない
竹藪の家
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
お前は空を裂くやうに、鋭く街を渡つてゆく、時々お前の
顔貌
(
かおつき
)
は金属性の狐のやうに、硬く冷く尖つて見えた。
海の霧
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
どの路をどんな
顔貌
(
かおつき
)
で通つて来るのだか、駈けて来たやうに、いつも騒しく興奮してゐた。
海の霧
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
“顔貌”の意味
《名詞》
顔つき。容貌。
(出典:Wiktionary)
顔
常用漢字
小2
部首:⾴
18画
貌
常用漢字
中学
部首:⾘
14画
“顔貌”で始まる語句
顔貌風姿