頭蓋部ずがいぶ)” の例文
運動の無い前額から顱頂ろちょうにかけての頭蓋部ずがいぶが、最も動的な其人の内心の陰影をあらわすのは不思議である。額の皺が人間の閲歴を如実に語るものである事は言う迄もなかろう。
人の首 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)