“頓服薬”の読み方と例文
読み方割合
とんぷくやく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頓服薬とんぷくやくをお与えになりますとその効があらわれて、夕方になると嘔吐は治まり、熱も去って患者は非常に楽になり、その翌日は何のことなく過ぎたのであります。
愚人の毒 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
私は、校長先生と御一緒に、腐敗ふはい、堕落しております現代の自分勝手な、利己主義一点張の男性の方々に、一つの頓服薬とんぷくやくとして「火星の女の黒焼」を一服ずつ差し上げたいのです。
少女地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)