青田越あおたご)” の例文
暮れ果てずともしは見えぬが、その枝の中を透く青田越あおたごしに、屋根の高いはもう我が家。ここの小松の間を選んで、今日あつらえた地蔵菩薩じぞうぼさつを——
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)