露月町ろうげつちょう)” の例文
わたくしは芝の露月町ろうげつちょうに鉄物渡世をいたして居ります大和屋十右衛門と申す者でございますが、只今あの鳶頭の家へ少し相談があって訪ねてまいりますと、鳶頭は留守で
半七捕物帳:03 勘平の死 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「悪く思うな。……ちょうど、つい眼と鼻の、露月町ろうげつちょうの自身番にいたでな」
顎十郎捕物帳:06 三人目 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
鋳掛屋の庄五郎は隣り町の藤次郎と露月町ろうげつちょうの平七と三人連れで、きょうは川崎の大師河原へ日がえりで参詣にゆく約束をして、たがいに誘い歩いているのは面倒であるから
半七捕物帳:45 三つの声 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「芝、露月町ろうげつちょうの山城屋から貰いました」