雲萍うんぴょう)” の例文
たまたまその土地の名を奥山などと呼ぶために、不当な概念ができてしまった。山中の牡丹ということは、すでに柳里恭りゅうりきょうが『雲萍うんぴょう雑志』にもこれを認めず、単に色紅にして黄を帯びたる花とある。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)