陶山すやま)” の例文
そこで、或る一策を打ち明けられると、聞きいっていた、陶山すやま、小見山の部下たちは、唸るように「……おうっ」と応じた。武者ぶるいとも呼べようか。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
陶山すやまが、見た話ゆえ、確かであろう」
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
「敵の陶山すやま、河野、斎藤の三陣のうち、陶山勢の一陣は、九条方面の加勢になだれ行きまする」
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)