陶器小屋すえものごや)” の例文
すぐ目の下の山間やまあいを眺め渡してみても、あっちの沢やこっちの山瀬に、四、五十戸の屋根が見えるが、それは皆、名陶めいとう色鍋島を焼く、御用細工人の陶器小屋すえものごやで、人間がいるとは思えぬほど
増長天王 (新字新仮名) / 吉川英治(著)