附焼麺麭つけやきぱん)” の例文
造兵前に附焼麺麭つけやきぱんを売るもの、年来の露店なりき、外遊数年後の今日既に在らず。電車の水道橋畔に四通して行人多忙、一片の附焼麺麭に歩を停むるのいとまなきに至れるが為なり。
大正東京錦絵 (新字旧仮名) / 正岡容(著)