阿呆面あほうづら)” の例文
気まぐれな植民地育ちの夢想児は、日本の土を踏んで、祖国の鈍重な阿呆面あほうづらに、失望し、退屈したあげく、苦り切って一人お芝居をした。
二十歳のエチュード (新字新仮名) / 原口統三(著)