阿古屋丸あこやまる)” の例文
行平君はその嫡男ださうで、幼名を阿古屋丸あこやまると申上げたさうだ。之はいつぞや行平君が自慢らしく家系を嬢様に物語られたのを傍で聞いてゐたのだ。行平君は二十二三かナ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)