闃寂ひッそ)” の例文
と、しばらく闃寂ひッそとなる——そのそばから、直ぐ又穏かにスウスウという音が遠方に聞え出して、其が次第に近くなり、荒くなり、又耳元で根気よくゴウ、スウ、ゴウ、スウと鳴る。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)