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閬中
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ろうちゅう
ふりがな文庫
“
閬中
(
ろうちゅう
)” の例文
蜀の大軍は、すでに南鄭、
閬中
(
ろうちゅう
)
、褒州の地方にまで浸透して来て、宣撫や治安にまで取りかかり、遺漏のない完勝ぶりを示していた。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「只今、葭萌関から急使があった。一刻も早く誰か
閬中
(
ろうちゅう
)
に馳せ、張飛にこの旨を告げ知らせ、張飛の軍を葭萌関に回らせては如何」
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
張飛はその頃、
閬中
(
ろうちゅう
)
(四川省閬中)にいたが、車騎将軍
領司隷校尉
(
りょうしれいこうい
)
に叙封され、また
閬州
(
ろうしゅう
)
一円の
牧
(
ぼく
)
を兼任すべしとの恩命に接したのであった。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「直ちに、そちは軍備して
閬中
(
ろうちゅう
)
から南へ出でよ。朕、また大軍をひきいて、江州に出で、汝と合し、呉を伐つであろう」
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ついては、おまえ達が奉仕して、三日のあいだにそれを調えろ。四日の早天には
閬中
(
ろうちゅう
)
を出発するから、違背なくいたせよ
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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「
閬中
(
ろうちゅう
)
にはおそらく良い酒はありますまい。成都の美酒をあつめ、五十
樽
(
たる
)
ほどを、車にのせて、早速送り届け、張飛に飲ませたらばよろしかろうと存じまする」
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“閬中(閬中市)”の解説
閬中市(ろうちゅう-し)は、中華人民共和国四川省南充市に位置する県級市。四川省を南北に重慶市へと流れる嘉陵江の河畔にある。古くからの中心都市で水運の街として栄えた。国家歴史文化名城にも指定されている。
(出典:Wikipedia)
閬
部首:⾨
15画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“閬”で始まる語句
閬
閬州
閬江