閑寂かんせき)” の例文
雑然たる都会のなかに住んでいた私には、暇を見つけては先生のもとに行って、その閑寂かんせきな趣味のなかにひたることのできるのを、この上なく嬉しく思ったことであった。
左千夫先生への追憶 (新字新仮名) / 石原純(著)