長谷川時雨はせがわしぐれ)” の例文
だいぶまえのことであるが、一葉の記念碑がその住居の跡に建てられて、電車通りにある西徳寺で、故人をしのぶ講演会が催されたことがあった。馬場孤蝶ばばこちょう菊池寛きくちかん長谷川時雨はせがわしぐれの三人が来て話をした。
安い頭 (新字新仮名) / 小山清(著)
日記を雑記帳に六冊ばかり書き溜めていましたが、これを当時長谷川時雨はせがわしぐれ女史によって創刊された女人芸術の二号位から載せて貰いました。三上於菟吉みかみおときち氏が大変めて下すったのを心に銘じています。
文学的自叙伝 (新字新仮名) / 林芙美子(著)