鐸鈴たくれい)” の例文
父の枯れ込んだ腹の底からな声は、古い本堂の鐸鈴たくれいにひびいたりした。厳そかな一時間がすぎた。
性に眼覚める頃 (新字新仮名) / 室生犀星(著)