鉄梯子かなばしご)” の例文
酔いどれとは思いながら、雲つくような巨漢おおおとこだし、無気味な眼の光にかまわずにいると、ずかずかと歩みだして、城壁の下に立ち、役人以外は登ることを厳禁している鉄梯子かなばしごへ片足をかけた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)