トップ
>
金釘流
>
かなくぎりう
ふりがな文庫
“
金釘流
(
かなくぎりう
)” の例文
「手紙が來たんだらう、恐ろしい
金釘流
(
かなくぎりう
)
で、——兩國の
蟹澤
(
かにざは
)
のお銀が死んだのは唯事ぢやねえ。
葬
(
とむら
)
ひの濟まぬうち、檢屍を頼む——と
斯
(
か
)
う書いてある筈だ」
銭形平次捕物控:151 お銀お玉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
手代の幸吉は職業的な器用な字で封筒の
稚拙味
(
ちせつみ
)
は眞似てもできさうもなく、娘の幾代の假名文字の美しさも、下女のお道の
金釘流
(
かなくぎりう
)
も、小僧の鶴吉のたど/\しい筆跡も
銭形平次捕物控:119 白紙の恐怖
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「死んだ納は手の良いのが自慢でした。あとは、手代の伊三郎くらゐのもので、家内と來ては、全く
金釘流
(
かなくぎりう
)
で、お梅も大したことはありません。奉公人達は一文不通、自分の名前へ書けないのばかり揃つて居ります」
銭形平次捕物控:308 秋祭りの夜
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「ありますよ、
金釘流
(
かなくぎりう
)
で三枚半と」
銭形平次捕物控:045 御落胤殺し
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
釘
漢検準1級
部首:⾦
10画
流
常用漢字
小3
部首:⽔
10画
“金釘”で始まる語句
金釘