金翅鳥カルラ)” の例文
銀色の翼がひかりをうけて翻ると、金色に光つて、上を下へと、さながら三羽の金翅鳥カルラが戯れてゐるかのやうなきらびやかな長閑さに見えた。
岬の春霞 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
その銀色の翼が斜めのひかりをうけて翻ると、遠い熱帯国の空からでも飛んで来た一群の金翅鳥カルラが美しい東の国の長閑なる風のかほる景色に見惚れて
或るハイカーの記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)