金簾燦風きんれんさんぷう)” の例文
とにかく、兄茂左衛門も、弟の勝兵衛も、勝助家照が残るからにはと、一魂の死盟しめいへいとして掲げたる馬印の、金簾燦風きんれんさんぷうの下を、去る気色けしきもない。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)