郄慮げきりょ)” の例文
附近にたたずんでいたうまやの小者が、ふと耳にして、主人に告げ口した。その主人なる男は日頃、孔融と仲のわるい郄慮げきりょだったから、早速、曹操にまみえて、輪に輪をかけて讒言ざんげんした。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)