遠離をんり)” の例文
僕は計らずも洋臭を遠離をんりして、東方の国土の情調に浸つたのであつた。さういふ心の交錯のあつたときに、僕は父の訃音ふおんを受取つた。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)