遠林とおばやし)” の例文
かねて話は聞いてゐるが、あの三百円に対しては、借主の遠林とおばやし従来これまで三回に二百七十円の利を払つてる。それから遊佐君の手で九十円、合計三百六十円と云ふものが既に入つてゐるのでせう。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)