連續コンテイニユイテイ)” の例文
新字:連続
俺は屡〻、生活の連續コンテイニユイテイを求めると云ふ言葉を使つた。或人は之に對して、それは求めるまでもなく凡ての生活に連續コンテイニユイテイのないものはないと答へるかも知れない。
三太郎の日記 第二 (旧字旧仮名) / 阿部次郎(著)
併し全生涯を一貫す可き連續コンテイニユイテイを缺くが故に、凡ての部分を全體の基礎の上に置き、凡ての刹那を「永遠」の象徴として生きようとする者にとつては、淋しく、空しく
三太郎の日記 第二 (旧字旧仮名) / 阿部次郎(著)
從來鬱積し集中して來た心熱が、心身の小康と共に散漫に流れて、俺は暫く自分の生涯を貫く連續コンテイニユイテイの絲を見失ふ事を感ずる。此間の空しさと淋しさの感情は比ぶ可きものもない程である。
三太郎の日記 第二 (旧字旧仮名) / 阿部次郎(著)