これはみだりに虚説を信ずる者をいましめた譬喩だが、この話の体はいわゆる逓累話キユミユラチブ・ストリーというもので、グリンム、クラウストンその他の俚話をあつめた著書に多く見える、「クラウストン」より一例を引くと