迍邅ちゆんてん)” の例文
既に火宅くわたくの門を出でゝ法苑の内に入らしめ終んぬ、聊か聞くところありしかば、眼前の迍邅ちゆんてんを縁として身後の安楽を願はせんと、たゞ一度会ひてものいひしに、親はづかしき利根のものにて
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)