“輻射線”の読み方と例文
読み方割合
ふくしゃせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小さな極光が、ぶよぶようごく真赤な虹をあらわし、その核心からでる金色の輻射線ふくしゃせんが、氷罅クレヴァスのうえをキラキラっと流れてゆく。
人外魔境:08 遊魂境 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
拙劣な譬喩ひゆをかりて言えば外国のいろいろな詩形から放散する「輻射線ふくしゃせん」の刺激もあるであろうし、マルキシズムの注入によって周囲の媒質の「酸度」に変更を生じたためもあろうし
俳句の型式とその進化 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)