踔厲風発たくれいふうはつ)” の例文
踔厲風発たくれいふうはつ、説き来り説き去って、拍手喝采四壁をうごかす時、傍聴席上の一老僧はソーッとハンケチをポケットから引出して目に押当てた。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
そいつが中々踔厲風発たくれいふうはつしているから、面白がって前の方へ出て聞いていると、あなたを一つかけて上げましょうと云われたので、匇々そうそう退却した。
田端日記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)