跡白河あとしらかわ)” の例文
それとは知らずに島田先生は、跡白河あとしらかわを行く波の、いつ帰るべき旅ならん……ここまで来ると謡の節が立消えて、先生の足許あしもとが右の方へよろよろとしました。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)