處が女の著物の趣味から見ると、さうも思へないんだ。それに第一自分を考へて見ると、どう自惚れたつて、そんなものに見込みを著けられさうな御人體ぢやあないんだね。
貴殿方と話す代りに、貴殿方の腰の物を拝見しようとな。悪気からではない。わしの趣味からじゃ。そこでわしは貴殿方の腰の物をひとまとめにして持って参り、今までかかって鑑定いたした。
“趣味”の解説
趣味(しゅみ)は、以下の3つの意味を持つ。
人間が自由時間に、好んで習慣的に繰り返しおこなう行為、事柄やその対象のこと。
物の持つ味わい・おもむきを指し、それを観賞しうる能力をもさす。調度品など品物を選定する場合の美意識や審美眼などに対して「趣味がよい / わるい」などと評価する時の趣味はこちらの意味である。→#美学用語の「趣味」
人間が熱中している、または詳しいカテゴリーのこと。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)