買出人かいだしにん)” の例文
見ると、盲縞めくらじま角帯かくおびをしめた男で、田舎廻りの米の買出人かいだしにんという恰好かっこうの男である。当時の日本の中流階級の下というところの代表者であろう。
日本のこころ (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)