“貰下（もらいさ）” の例文
また一ツは松岡という老婆（ろうば）と女たちの大勢拘留せられた警察署へ往（い）って、深沢という女が果してお千代の娘であるか否かを確めた後貰下（もらいさ）げの手続をする事である。
ひかげの花 (新字新仮名) ／ 永井荷風(著)
お千代は自分の娘らしく思われた女を留置場から貰下（もらいさ）げる費用もほしい。
ひかげの花 (新字新仮名) ／ 永井荷風(著)