“谷大八”の読み方と例文
読み方割合
たにだいはち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒紋つきにあられ小紋のかみしも、つづく安積玄心斎、脇本門之丞わきもともんのじょう谷大八たにだいはち等……みんな同じつくりで、正式の婿入り行列、にわかのお立ちです。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
そう、大之進がききかえしたとたん、主水正をおしのけるようにして、道場の入口から駈けこんできた二人の人影……安積玄心斎あさかげんしんさい谷大八たにだいはちが、あわてふためいた声をあわせて
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
それよりも、源三郎つきの安積玄心斎あさかげんしんさい谷大八たにだいはち等は、いったい何をしておるのじゃッ!……と、頭ごなしにどなりつけられるかと主水正首をすくめて、今にも雷の落ちるのを待っている気持。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)