調和おりあい)” の例文
私がだんだん年ごろとなるに連れて叔父との調和おりあいがむずかしく若い心の物狂わしきまでひたすらに、苦学——成功というような夢に憧れて、母の膝に嘆き伏した時は
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
私は性来の無口、それに人との交際つきあいが下手で一たび隔った心は、いつ調和おりあいがつくということもなく日にうとましくなって行く、磯助役を始め同輩の者はこのごろろくろく口を聞くこともまれである。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)