誹諧はいかい)” の例文
このようにして和歌の優美幽玄も誹諧はいかい滑稽こっけい諧謔かいぎゃくも一つの真実の中に合流してそこに始めて誹諧の真義が明らかにされたのではないかと思われる。
俳諧の本質的概論 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
両家が縁続きであって、功兵衛の亡父と矢沢とがまた誹諧はいかいなかまだったということから、二人の縁談がまとまったのである。さくらはわがままな女であった。
醜聞 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
誹諧はいかいまた俳諧は滑稽こっけい諧謔かいぎゃくの意味だと言われていても、その滑稽が何物であるかがなかなかわかりにくい。古今集の誹諧哥はいかいかが何ゆえに誹諧であるか、誹諧の連歌が正常の連歌とどう違うか。
俳諧の本質的概論 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)