観念イデヤ)” の例文
旧字:觀念
これすなわち主観の掲げる観念イデヤであって、各々の人の気質により、個性により、境遇により、思想により、それぞれ内容を別にしている。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
即ち主観とは「観念イデヤ」であって、自我の情意が欲求する最高のもの、それのみが真実であり実体であるところの、真の規範されたる自我エゴである。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
そして各々の主観的文学者は、各々の特殊な観念イデヤから、各自の「夢」と「ユートピア」とを構想し、それぞれの善き世界を造ろうと考えている。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)