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襟飾り
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ブローチ
ふりがな文庫
“
襟飾り
(
ブローチ
)” の例文
やっと窓をあけると投げこんだのは、いつも胸につけている大きな銀の
襟飾り
(
ブローチ
)
です。髪をなびかせながら大声に何か、叫んでるようでしたがそれはもう、聞こえません。
墓が呼んでいる
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
銀の
襟飾り
(
ブローチ
)
だけは……あのスパセニアが、自動車の窓から投げ込んだ銀の
襟飾り
(
ブローチ
)
だけは、前の青葉通りのお
濠端
(
ほりばた
)
へ飛び出して、青く
澱
(
よど
)
んだ濠の中へ投げ込んでしまいました。
墓が呼んでいる
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
私は
襟飾り
(
ブローチ
)
を拾い上げて、やっと座席に座り直しましたが、これが二人との別れだったのです。眼を閉じると今でも手をふって、別れを惜しんでいたジーナの姿が、ありありとうかんできます。
墓が呼んでいる
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
襟
常用漢字
中学
部首:⾐
18画
飾
常用漢字
中学
部首:⾷
13画
“襟飾”で始まる語句
襟飾