衣装ころも)” の例文
旧字:衣裝
その翌朝、赤い衣装ころもを着た少女が悲しさうな顔をして花園に立ちました、そして一夜のうちに散つてしまつた花園の牡丹をながめながら
小熊秀雄全集-14:童話集 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)
その上に、唖娘が野原でお友達になつた緋の衣装ころもをきた少女が、この牡丹園の主であつたのです。
小熊秀雄全集-14:童話集 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)
野原で花びらをつないでをりましたところがいつの間にか自分のそばに、緋の衣装ころもをきた少女が坐つてゐて、をなじやうに花びらをつなぎ始め、をりをりにつこりと、優しく唖娘に笑顔をむけましたが
小熊秀雄全集-14:童話集 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)